羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

UHER SX208A ④

といじっているうちにエッジ到着です

今回は少しでも低音でねーかな?とゴムエッジを発注しました

※一般的に発泡ウレタン⇒切れがいい ゴム⇒低音が出やすいが鈍くなりがち

やっぱりコーン外周よりロール内周が僅かに小さく上手くフィットしません、外貼りならいけそうですがエッジとコーンの角度が合わないため反発力のあるゴムエッジでは綺麗に接着するのは難儀しそうであります

また懸念していたノーマルエッジのカスがコーン裏側に厚く粘り強く残ります

こーなると下手に考えずに

コーンASSY外した方が楽で早くて確実です

他にこのユニット小口径なのにエッジ脱落でコーンが垂れていました

きっちりセンター出しする為にもコーンASSY外しました

UHER SX208A

 

頼りになるトルエン先輩で一発っす

たまにネットでコーン外しの作業においてダンパーの根本切る方がいらっしゃいますが、まぁそれでも支障なく復元はできますがなるべく代替トルエン使ってキレイに剥がした方が良いとおもいまぁ~す(小〇方風に)

 

UHER SX208A

ほら、ダンパー接着面もキレイに禿げるでしょ?
もっとも溶けてぶよぶよになったゴムのり取るのも大変ですけどね

トルエンの使い方なんですが完全硬化した接着剤に塗布しても溶けだすわけではありません、接着剤自体にカッターで傷をつけて塗布するとそこからしみ込んでどんどん柔らかくなります

 

で、ポールピースに注目、飛び出ています、詳しくは知りませんが磁束を対称にしたり整えたりするのにこのような構造を取ることがあるようです、効果のほどは判りませんが細やかな気遣いが配られている設計であると思われます

UHER SX208A

ポールピースに背圧抜きの穴が開けられています、が、塵混入防止用の網がダンパー材の端材です、なんか抜けは良くなさそうです、おしい

 

UHER SX208A

エッジ残骸と接着剤の除去です
彫刻刀で削ろうとしても「ねちゃねちゃ」が纏わりつき捗りません、麺棒で・・・変換のアホ、綿棒でトルエンを塗布し柔らかくなったらこそげ落とします

この時感じましたがかなり腰のある固いコーン紙です、これならアコサスの排圧にも耐えますね、期待値があがります ヾ(*´∀`*)ノ 

 

つづく