DD一桁シリーズの持病は2つあります
・DDモーター基板のコンデンサー劣化
・カセットホルダーのロケットオープン
入手時にコンデンサーは交換してあるので今回はロケットオープンを直します
なかみ
KD-A55よりいくぶんスッキリしてます
これがイジェクトのダンパー機構
同心円状のダンパーのインナー側がラックギアに嚙んでる構造
イジェクト時はアウターに振り子のゴムが食い込んでロックするためダンパーとして機能し、閉めるときはアウターがゴムを押し出す方向に回るのでダンパーが効かずに閉められる
しかしこの機構・・・
どう見ても持って2~3年だろ
うっかり設計ミスじゃなくて思慮の足りない設計ミスだね
ワシならアウターの軸にワンウェイベアリング入れておしまいにするけどな
金属片はグラグラでゴムの形状保持には寄与しそうにない
振り子のイナージャ上げて食い込みやすくする目的?
ゴムの抜け止め?
摩耗と硬化で全くグリップを失った摺動面
これを作り替えなきゃ
5ミリ厚のゴム購入
少し厚めだけど支障ない
大きめに切り出して穴を開ける
この時完全に切り出しちゃうと穴の拡張に難儀するので少し残して切る
ドリル刃を回しながら横に押し付けて長穴加工して振り子が入るところまで削ったら切断
バリで長穴に見えないけど上手く削れました
今回はドリル刃で削りましたがミニルーターで削った方が良さそうでした
仮装着
食い込みやすくするために大きめに切り出したのが成功
補助スプリング無しでもしっかりアウターを止めてくれます
ノーマルの固定である溶着を取ったので(取らざるを得ない)固定は接着剤
圧入状態だし外れる方向に力は掛からないからこれでOKっす
他機構に異常は無いので試聴に入ります
つづく
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