羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

Stereo Sound 上杉佳郎 製作アンプ集2

もうだいぶ書店に足を運んでない
興味ある書物はネットで買えるから
しかしながら知り得なかった書物は当然のことながら知らないまま終わることになるのであります

管球王国編集で上杉さんの特集第2弾であります

好きなオーディオの本も2000年を境に買わなくなっていきました
どんな製品でも賛美の嵐
技術志向の高い雑誌でも測定を行うことも少なくなり製作記事もマンネリ化しどれ読んでも同じにしか感じなくなっていました

たまに奇を衒った管種や回路が出てもそれすらマンネル化し刺激が無くなったのであります

さてこの本は最近ネットで知りました
2015年に発行されてたんですね
倍近い価格で買いました

UESUGIアンプの音は聞いたことはないけれどライターとしては好きな方でした

設計方針も(ワシごときが語るのもおこがましいのでありますが)渋い、徹底して安定動作に主眼を置いてディレーティングをしっかり設定し仮にどこかが劣化しても他に影響を及ぼすことが少ないブリーダーの設定などメーカー設計者としての揺るがない自信を文章から感じ取るのが楽しいっす

また「この部品は音が良い」なんて言わず信頼性のみで部品を決めているのも好印象っす、設計で狙った音に出来る自信があるから部品宗教とは無縁なんでしょうね

このステサンのマイ・ハンディクラフト特集も実におもしろい

上杉研究所では発売できないアマチュアライクな視点のアンプを多数設計されてます

もちろん絶対安定動作の方針は堅持したまま

ワシが気になったのがフォノイコライザー製作
どれもシンプルながら考え抜かれた良い回路と思います、もちろんワシごときが読み切れないノウハウも詰まってると思います

TAE1は掲載されていませんが2,3,4,5はすべて掲載

いつかは、と憧れている管球フォノEQを作る夢を見ながら読む記事は至高のひと時であります

うら

モノラルプリ
こんなんメーカーとしては絶対出せないですよね

おしまい

 

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