羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

Pioneer A-X5 ③

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「幸之助君」の見守る中永い眠りから覚め再始動!

 

おおっ寝起きなのにクリアな音が飛び出します

さすがにF3では低音不足なのでラウドネスON、効きもミニコンに会ってるね

高音は出すぎちゃうけど仮置きのテストだから音質気にするもんじゃないし

この日は同時にSX-211やってたから余計高音過多w

ごきげんで15分も聴いてた時です

リレー落ちました

(;´・ω・)

さすがジャンク
期待を裏切りません

慌ててHi-Fi Engineでマニュアルを探すも落ちてません

回路図なしで調査か・・・まんどくせ

 

 

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仮付け抵抗の話は後程

かなり底板が開くので助かりました

まずエミッタ抵抗の電圧を確認すると問題なし

よってアンプ回路は大丈夫そう

次は保護回路がリレードライブできてるの?

 

追っていきますが保護ICが見当たりません

配された部品を脳内に展開して回路図に起こします
※面倒なので紙には書かなかった

 

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トランジスタ3石で保護回路組んでました

出力を抵抗分圧してローパス入れて赤丸のトランジスタへ入れます

黄丸のトランジスタがリレードライブ、ベースはプルアップされ正常時はONなのですがDCが入ると赤丸のトランジスタがリレードライブのベースを地絡させリレーOFFっすね

 

さてどこがおかしいの?と見ていくと初めて見る回路が

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めんどうなので手書き、丸は1円玉使ったよw

リレードライブのベースにツェナーが直列に入ってる、どう振舞うんだ?

シャント電流は流れないから定電圧特性は得られないよね

ツェナー電圧を境にトランジスタをONする為なのかな?

で犯人はこのツェナーダイオード

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しかし困った

回路図無いから品種(つか定格)が判らないよ

定番回路なら察しも付くんだけど初めて見る接続だから設計者の意図が見えない

おそらく色々な条件下でのリレー動作を決めるためとは思うんだけど

 

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そして最初の写真に戻りまする

手持ちにツェナーは無いから100Ωの抵抗で代用

設計の意図通りの動作ではないけどこれで「DCが出たら保護回路作動」の条件は満たしているのとDC検出部の動作には全く影響を与えないので試験します

 

これで無事動作

数時間後も安定しています

でもこれじゃ「動作させただけ」で「修理」じゃないよね

 

気持ち悪いのでまだあがきます

 

 

別館

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