羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

JBL L46 修理編 ④

ユニットの手入れが完了したので交換部品の買い出しです、コンデンサーは③で書いた通りの近似値を購入するとして、ターミナルも問題ありです

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コードを差し込んで捻るタイプです、70年代末期から80年代初期には国産アンプにも使われていましたがどうもそれら国産品とは異なり接触が非常に悪い

具体的にはマイナス側を何回締めても音が出たり出なかったり、つか出ない方の事が多い有様です

ばらしてみます

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正負極で材質が異なることもアメリカンフィーリングなのですがマイナス側はテスターで触ったくらいでは導通しません恐らく電線接触部もこんな感じなんでしょう

ここで数オームの抵抗があればダンピングファクターもへったくれもありません、低域は緩くなる一方でしょう、これも当然交換ですね

さっそくコイズミ無線まで社用車を飛ばします

フィルムでは一番安いJantzenAudioのポリエステルフィルムにします、鶏の卵より大きいPP箔巻コンデンサーと倍ほど音質が違うものではないでしょう、値段は倍どころの差じゃありませんしね

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とりあえず電解コンをフィルムに置き換えます、元の電解にパラってた0.068μFのフィルムコンはそのままにします、ディッピングフィルターは電解で交換します

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スピーカーターミナルはいわゆる「JBLタイプ」に交換、金色めっきタイプしか無かったのが残念ですが良しとします、あれ?写真天地逆?

いったんここまでのメンテで音を聞いてみることにします

つづく