羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

JBL L46 修理編 ③

まぁウーファーはエッジ張替えで良しとしてツィーター整備です
細かい作業の連続で写真撮っていませんでした

■錆取り■
ツィーターの外しは2番のドライバーで外れますがユニットの分解でプレートと磁気回路の分解で最初の難関(つーほどでもありませんが)に出くわします、ネジが完全に赤さびでサクッと美味しいから揚げ状態です、しかもHEXネジですがどれもレンチが合いません・・・

インチネジかよ・・・

歩いても行けますが近所のコー〇ンまで愛車社用車シグナスモビスターを走らせインチサイズのHEXレンチとステンブラシを購入します、ようやっとユニットをバラし赤さびネジをステンブラシで磨き黒のタッチペンで塗装します

■エッジ軟化■
一見アルミドームに見えますが昔ながらの(トランペットSPに使われていた)フェノール振動板にアルミ蒸着で金属振動板に見せかけた振動板です、一体成型のロールエッジをゴニョゴニョして動きやすくします

■磁気回路清掃■
各種粘着テープを駆使し清掃します

■吸音材■
ツィータードーム裏側の吸音際の事です、片側は接着が取れて遊んでました、左右のサイズも違うので(アメリカン)大きさを整えてポールピースに接着します

■端子修正■
ベークの振動板ASSYにアルミのファストン端子が電気ハトメで留められコイルの引き出し線は電気ハトメにハンダされていますがハトメの接触が不安定、JBLのアホ、ファストンにアルミなんか使うんじゃねーよ、偶々アルミハンダ持っていたので(現在入手不可)修正

いや、これだけで結構な時間費やしています
次はネットワークとターミナルに取り掛かります

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あれ?全景写っていません

ま、交換後の写真後で出します

例によって容量書いときます
※修理編の後に詳細記しますのでまずは容量だけ

14μF ウーファー並列側

7μF ツィーター直列側

それぞれ0.068μFのフィルムコンをパラ接続

14μF ツィーターディッピングフィルター、振動板のダンピング用?

公称クロスが3Khzのネットワークにしては色々辻褄あいませんがこれは修理編のあとに考察したいと思います