羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

NAGAOKA 28‐22ES ②

あ、言い忘れてました

ネットで22ESの事を「後期版」だとか「海外仕様」だとかトンでも説が飛び交ってますが正しくは

EPS-202EDの廉価版

ですよ

「202ED」の無垢楕円に対し「22ES」は接合楕円です

Techinicsは付属カートリッジで良い針を採用するときはほとんどの場合廉価版を設定してました、それがマニア以外のユーザーに買いやすくしたのか互換針に流れるのを阻止する策なのかは知る由もないんですけどね

SL-DL1は接合楕円の「23ES」が標準に対し接合丸針の「23CS」を用意、他にも例は沢山あるっす

 

さて肉眼でナガオカ28‐22ESは純正と同じに見えますが例によって拡大してみます

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純正品引きずり出した

あれ?22ESの箱が1個無い!
どこへ?
しかも写真の22ESの中身もないし

しょうがないのでチップ落ちの22ESで比較っす

 

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これが純正のチップ落ち
カンチレバー先端に接合の土台を接着

 

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これがナガオカ「28‐22ES」全く同じ作りです
こんな変わった作りは唯一無二なので純正と同じと断言できますね

 

ちなみに「202ED」は

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無垢ダイヤを置き接着してます
ほんとうの初期モデルはカンチレバーに穴あけ加工をして接着してたらしいですね

テクニカでもボロンはパイプの斜めカットでボロンの穴あけなんでほとんどないのです
※硬い、脆い

 

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202のお姿
真ん中に赤い線が入ってるのが目印ですよ

この202も最後の一本

もう使えない

なのでナガオカをターゲットにしたのであります

 

続く

 

 

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