DENON DL-301 1980年 22,000円
1970年代末さすがのDL-103族も古典機種になりライバルメーカーの刺客に立ち向かうため刷新されたMCカートリッジシリーズであります
まず先兵は1979年のDL-303、翌80年春に名機DL-305がデビュー
遅れること半年、1980年秋にデビューしたシリーズ末弟っすね
ワシの人生今に至る40年縁がなかったシリーズっす
高1の頃まともなプレーヤー(SL-1200MK2 現役)をバイトして買った頃はAT150やAT33が紙面を賑やかしていたので当然金メッキのそやつらに走り以後無縁ですた
さてこの301、303や305と同シリーズに思われとりますが
じぇんじぇん違います
これがDL-305
ヨークを組んで強力な磁場を形成して発電する基本的スタイル
DL-303も同等の構造
でもDL-301は
コイルの後ろに磁石置いてあるだけ
ダイレクトフラックス方式
サマコバ磁石が実用になって出来る芸当と思われます
しかしながら磁束が不足するのは明白で303と305が空芯に対し鉄芯コア入りと思われます(ソース無いけど)
安物廉価版として登場したこの構造は以後DENONの廉価MCに引き継がれる事となりまする、例外はDL-207、これはボロンカンチレバー
すぐ後にDL-55/DL-110など廉価MCがこの構造で登場します
当事業部所蔵のDL-H5LCもDL-55の子孫ですな
次はこの個体を観察してみますね
続く
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