引っ張って抜けないのなら接着を剥がして分解するしかありません、まずセンターキャップをドライヤーで加熱しピンセットで少しづつ外します、次に平たい彫刻刀をフロントプレート⇔マグネット間にあててトンカチで少しづつ叩きます
少しでも刃が入ったらもう外れています刃を入れたまま手で引っ張れば外せます、この時点でポールピースも勝手に外れて落ちます
※閉磁気回路で強力に吸着されていても僅かなギャップができるだけで開磁気回路になり吸着力は一気に落ちます
ここでマグネットが数ミリ程度動く程度ではコイルに干渉しません
続いてバックプレートとマグネットを剥がします
磁気回路が分解できたら振動板を外します、ダンパー⇔フレーム間に代替トルエンを流し込み外します
※もしこの作業を参考にするのであればアセトンなど使わずに代替トルエン使ってください、とても溶けやすいので力がかからずダンパーやコーンに掛かる負担が少ないです
この時点でコイルボビンにポールピースを入れてボビンの歪を確認します、明らかな歪があればポールピースのRを利用し手で修正します比較的ギャップの広いユニットなので真円目指さなくて大丈夫、やりすぎないのがコツです
またこの時点でコイル線材の被覆が削れていたら適当にタッチアップしておきます
つづく