羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

DENON SC-101 ⑤

バックプレートとポールピース組み立ての前加工です

DENON SC-101

接着だけでは取れるのでねじ止め加工します

DENON SC-101

仮組みの図、このあとバックプレートをペーパー掛けして接着剤を除去し滑らかにします

 

組み立てに必要な治具を準備します
強力な磁力に対抗できるスペーサーが必要です

DENON SC-101

 

トッププレート内径、ノギスの厚みを考慮すると34.2㎜程度
写真を忘れていますがポールピース外形は32㎜でしたのでギャップは1.1㎜です

 

DENON SC-101

尼で1㎜厚のテフロンシートを購入、ポールピース外周より1㎜程度小さくカットしポールピース2個にタイラップでギチギチに縛りお湯で煮ます、煮あがったら再度タイラップを締め上げ再度煮込み一晩おきます

翌日、上記写真の様にポールピース1個分だけタイラップを外し全身全霊の力を込めてカプトンテープを数周巻きます、トッププレート内周よりわずかに大きくなるまで巻き次に少しずつカプトンテープをほどき軽く押し込めば入る程度に外形を調整します

DENON SC-101

誤差0

 

DENON SC-101

組み立て開始、奥に見えますがバックプレートとポールピースはエポキシ塗布後にねじ止めし成型時に使った余分なポールピースとタイラップを外します

マグネットをトッププレートにエポキシで接着します

そして肝心な写真がありませんがエポキシ塗ったバックプレートASSYをマグネット側(後ろ側)から差し込みます

 

DENON SC-101

かなり固いですが押し込んでいくと最後は磁気の力で「ばっち~ん」と付きます

そしてまた一晩放置

DENON SC-101

一晩放置としていますが週末作業なのでタイミングによっては1~2週間放置です

渾身の力でスペーサー抜きます、テフロン使ったのはこの時点で抜けやすいように摩擦係数の少なさを期待しての事です、しかしながら円柱状に加工するのが大変でした、加工のしやすさでは田宮のプラバン使った方が楽かも知れません
写真では分かりずらいですが全周均一にギャップが成型されました

ここまで来るのに1号機購入から数か月が過ぎています

 

つづく