羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

SL-10

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Technics SL-10  1979年 100,000円

カセットネタが続きますがそのためのSL-10
我が家に来るのは3台目です1台目と2台目は過去の名声に期待し他のターンテーブルと比較し重厚さに劣りがちで手放してしまいました、縁あって3台目が訪れましたが多少の経験を積んだ今やっとSL-10の価値が判ったような気がします

久しぶりの動作点検です、確か4年以上前にアーム駆動ベルトとリニア軸受のメンテナンスを行い満足して灼熱の屋根裏に放り込んでいました

最近カセットデッキの修理点検が多くランニングテストするためにシステムに仮組みしたいのですがラックの制限があり仮設置もできず困っていましたがSYSTEM2の最上段にデッキを仮置きするためにSL-1200MK2を一時退避させましたがSYSTEM2でレコードを聴けないのは不便なので緊急登板です

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平置きでも操作できますが専用スタンド「SH-B10」で設置するとラック上段でも操作しやすいです
これで各デッキの仮置き場ができランニングテストが行いやすくなりました

さて4年以上ぶりに通電しましたが問題なく動作してくれました、EPC-310MCのTTDDダンパー※も劣化せず調子よいです

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チビストロボも可愛いですね

で、このEPC-310MCですが世間の評判はすこぶる良いのですがわたくし個人の感想としては高解像度を主張するあまり神経質な一面も感じます、つかかなり尖がっています

これがP310MC MK2になると

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高性能はそのままに棘だけ無くなりナチュラルになります、現代でも第一級のカートリッジと思います まず入手は出来ないでしょうけど

他にP202も良いですよSL-7やSL-QL1付属で軽く見られがちですが205CMK3、MK4ほど神経質にならず、でも分解能的なものはそこいらのMMカートリッジでは得難いものです

さぁ、これでデッキのメンテナンスが捗りそうです

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T4Pサイズで強力磁気回路のため鉄板に張り付くので収納も便利ですね

 では

 

TTDDダンパー (Technics Temperature Defense Damper)と呼ぶそうですが経年で軟化して使い物にならなくなるので「テクニクスのとても駄目なダンパー」と呼ばれています