Technics RS-AZ7 1996年 59,800円
ずっと欲しかったRS-AZ7
欲しいポイントは唯一のアモルファスーZヘッド
MR素子を使っています
MRヘッドだから良いのではなくその設計に感服します
ヘッドのトラック幅を小さくすることによってアジマスズレの影響を小さくしています
要は点で読めればアジマスは関係なくなります、そこに近づける、凄い発想だなと思ってました
発売時にその発想に惚れたのですが既に1996年、カセットはほぼ終焉の時を迎えていたので買わずじまい
15年以上前にドフで8000円で見かけたものの手持ちも少なく「まぁまた出会えるだろう」とスルーしたのが最後、以後はジャンクを数回見たのみでそのジャンクもすぐ売れた模様でありあます
なぜアジマスに固執、とまではいわないけど拘るかと言うと過去に録り貯めたテープをキレイに聴きたい
同じソースのデジタルリイシューを持ってても当時のメディアで聴くと心が若かりし頃にタイムスリップできるのであります
80年代は数年に一度カセットデッキを新調してたのでそれぞれで録ったテープは微妙にアジマスが異なり今使用中のデッキとの相性が生じますね
まぁドラゴンを使ってる人には関係のない話ではありますが
流石にSD-930使ってる人はおらんやろ
今回は動作品なのでめずらしく天板開けてません
テープ照明は前から、666みたい
奇しくも高速送り、巻きがあるところも666と同じ
他の主要な機能は
・オートチューニングがゴイスー
4ポイントの周波数でバイアス、EQ、レベルを調整
しかも左右独立
・プレイダイレクト機能
バイアストラップとドルビーバイパスして再生
一般的なデッキはドルビーOFFでもドルビー回路に信号は通過してるんですよ
たしかAKAIとかの一部最高級機しかドルビーのバイパスって無いような気がする
聴いてみた
どのテープも籠らず聴ける
予想外なのが低音が良い
歯切れが良くて太目でたっぷり目に出る
録り貯めたテープ聞きまくってる
めちゃ楽しい
よくぞ1996年にこんな高性能機を出してくれたもんです
ちな
GX-Z9000EVが1990年
XK-S9000が1991年
KA-7ESが1955年
DR-10が1999年
オワコンに全く興味のない松下が良くやってくれた
あっぱれのまき
おしまい
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