外付けNRユニットを使うにはキャリブレーションを取ることが必須であります
そのためにNRユニットには発振器を内蔵し簡易に調整できるようになっています
し・か・し
いずれのユニットも−5㏈やら−3㏈など基準値が低い
ニードルメーターならまだしもデジタルメーターだと低レベルは表示が荒くて調整できません
昔は160nwbのテストテープを再生したレベルを0㏈と表示していましたがその後「一応」0㏈のマークはあるもののテープの高性能化によりユーザーの録音目安となる「0」点表示は各社バラバラになりました
唯一統一されているのが「ドルビーマーク」です
これは200nwb/400㎐を再生したときの表示で上記0㏈に対し+3㏈の位置になります
adresの基準は−160nwbテープで−3㏈
方やSONYやAKAIのデッキはドルビーレベルが−2㏈の位置に来ます
要はadresユニットのキャリブレーション信号をSONYのデッキで見ると−8㏈の位置に来ます
ここまでレベルが下がるとメーターの表示ステップが3㏈以上になってキャリブレーション調整はできません
未調整の図
デッキのメーターが−10㏈からドルビーレベルまで3ポイントしかありません
これでデッキの0点から−8㏈、ドルビーマークから−6㏈のどちらかにセットしろと言われても無理ですよね~
そこでテストCDから400㎐の信号を突っ込んでadres側を+3㏈、デッキ側をドルビーマークに合わせます
そのあとadresのモニタースイッチをテープ側にしてキャリブレーションつまみで+3㏈に調整したら完了
その後adresの発振器で−3㏈を出すとデッキではドルビーマークから−6㏈になんなきゃいけないのだけど「表示ドット」が無いから−10㏈が点くのみ
これでキャリブレーション完了です
多少の工夫がいりますね
残る問題はテープの感度差
555ESⅡにはテープ感度のキャリブレーション無いんですよ
333には付いてるんだよ、信じられん
どうすんのか?って?
は~い、666ES直しま~す
それまでは「標準的な」テープを使おう!
しかしドルビーマークがあればなんとかなるけど
DD-一桁以前のVictorデッキはドルビーないからメーターの基準調べないとつかえませんねwww
おしまい
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