羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

TRIO KENWOOD LS-10 2台目 ④

ウーハーは無事完成しました

しかしながら同じ物を2個作っても面白くありません

気になっていたのはクロスオーバーネットワーク、ツイーターは12dbで切っているのにウーハーがスルー結線です、一般的に言われるウーハースルーの功罪とは

メリット
直列にコイルが入らないのでダンピングが良くなる

デメリット
ウーハーから中高域が再生され音が濁る

有名どころだとJBLの4312SE以前のモデルがウーハースルーですね、4312の場合中高域が出ないウーハーを採用しているのでできる技っす
SE以降はウーハーもローパス入れてよい評価なのでセッティングのしどころなんでしょうね

LS-10に話し戻すとこのウーハー「カチコチ」コーンのおかげで結構中高域まで出ちゃってます、ハイカットにより雑味が取れ落ち着くと思われます

しかしながらお金は掛けられません
※メインSPになる訳じゃないからね

ふともう一つLS-10のネットワークが余ることに気づきます
同じ定数でローパス組んじゃうとクロス点が盛り上がりますのでもうちょい大きなコイルが欲しかったのですがお金使いたくないので余りコイルを使って6dbで落としてみます

 

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ネットワークだけだとこんな特性になります、実際はユニットの特性と合わさるので異なります

 

TRIO KENWOOD LS-10

部品取り機からコイル引っぺがして取り付けます
なんとか直交配置してボンドで固定、雑な仕事っすね

 

TRIO KENWOOD LS-10

パチパチ (^ω^)

ここにLS-10改、完成せり
んな大げさなもんじゃありませんが

実聴

※実食の声で・・・

ほう!6dbでなだらかに落としただけなのに結構効くなぁ
中高域の雑味が消えて品位が上がったよ
よーく聞くと品位が上がった分大人しくなり、でも低域と高域の出はそのままだから若干ドンシャリ調にも聞こえますが良いっす

お手軽チューン大成功!

 

LS-10のまき、たぶん本当におしまい

 

追記:オーナーに引き取られ試聴の感想を頂きました、ノーマル機と切り替え比較できる状態にしての印象です

・すっきりして聞きやすくなった
・細かい音もよく聞き取れるようになった
・総じてクォリティーアップしている

要約するとこんな感じで狙った効果は得られた様です

いや上手くいって嬉しいっす