Technics SU-V9 1981年 125000円
テクニクス最上位プリメインアンプ
当時高級プリメインの考えは一般的ではなく(サンスイ等の例外はあった)これ以上はセパレートアンプ使おうね、という時代のお品
個人的な最大の特徴はサーボ電源と思う
パワーアンプ部の電圧を監視し整流をSCRで導通角制御を行い定電圧化しています
過去にパワーアンプ(出力段)電源をシリーズ電源で実施した製品もありましたがみなバケモノの様に大きく発熱も甚大でしたがこのサーボ電源は定電圧化に伴う発熱が無いスマートな方法と思います
このサーボ電源、記憶にある所ではSU-V9のみ採用で横展開されなかったのは実に残念であります
類似の技術ではYAMAHAのX電源がありました
X電源は電源電圧を監視しパワートランス1次側をトライアックで制御
プリメイン、パワーアンプ問わず多機種に採用されてました
次の特長はスピーカーを接続前にインピーダンス判定しローインピーダンスの場合2次巻き線を低圧に切り替えて8Ωでも4Ωでも120Wの出力を得ています
4Ωでも120Wとは電源がしょぼいのではなく4Ωに電源が設定されこれにより発熱が抑えられるのであります
それら技術により120Wのアンプとしては非常にスリムな高さ130㎜と14.7㌔と軽量な重量で発売当時は新時代のアンプを実感させてくれたのであります
つづく
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