羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

Technics SL-1200MK5

Technics SL-1200MK5 2002年 オープン価格

起動しないとの症状で「簡単に直るものなら」と持ち込まれたブツであります

まず確認すると

・電源は入る
・33/45の切り替えは効く
・ピッチのリセットもOK

もう頭の中にはPLLかドライバーしかないねと思いつつも点検します

スッキリして整備性良好であります

半田割れも無し
コネクタも良好

ICへの電源供給も大丈夫

となると

PLLのAN6680か

ドライバのAN6675しかありませんね

世の修理事例を見てみるとPLLが逝った場合何かしらターンテーブルは動くケースが多いそうで全く動かない「ピクリともしない」場合はドライバーが怪しいそうで今回の場合は「ピクリ」とも動かないのでAN6675の故障でしょうね

調べると市場の流通もなし
ヤフオクで見ても取り外しの中古品が5000円越えで数件あるのみ

他にも異常が・・・

軸受のメタルが外れてます
この写真は下に押し込んだの図で

シャフトを持ち上げるとメタルも持ち上がります

 

正常なMK2のお写真はこちら

シャフトASSYが同一か不明ではありますが同一だとしたらMK5のメタルは打ち込まなければいけないかも知れません

いったんお返ししてドナーが見つかればまたお受けします
たぶん1500MK2、1600MK2でもいけるんじゃないかな

おしまい

 

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