羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

Technics SL-P1200X ②

動作点検であります

ディスクを読みません
読めないのではなく読みに行ってない
LDは発光しているので一安心
スピンドルモーターが「ピクン」と反応するも回転できない感じであります

これは先人たちが解き明かしてくれたスピンドルモーターのコンデンサー不良の疑いが濃厚であります

さて分解ですが開けるまで構造を理解していなかったのでクランパー金具を少し曲げてしまいました

ネジを5本外し2枚に開くのですが

開けるときはフタを閉じたまま

閉めるときはフタを開けたまま

理由はやれば分かりますw
いまさらP1200だの1300だの直す人もいないと思いますがw

 

あとたでさえデカい筐体を2枚に開くのでスペースを確保してから作業しましょう

いまさらP1200だの・・・以下略w

 

メカをひっくり返すとステーター基板が外せます
表面実装の33μFと1μFが容疑者であります
とうぜんここまで分解したら左に見える47μFのBPコンデンサも交換であります

光って1μFが見えないね

これはまだましですが表面実装のケミコンでお漏らししてるのを外すときはラジペンでコンデンサを基板に押し付けながら左右に捻り破壊してから共晶はんだを流して端子を取ります、パターン剥離防止っす

SONYデッキのESG以降のBSLモーターも同様の方法で交換します

 

交換するコンデンサーは積層セラミックで置換します
当時の設計者が現代の積セラあれば絶対に採用してると思います

 

33μFは22μFの2階建てで44μFにしています
これはDC重畳による積セラの容量減を補う狙いっす
47μFあれば一つで済んだんですがw
役割もドライバー電源のパスコンなので厳密に合わせる必要はないです

1μFはサーボのLPFなので大きなDCが掛かってはいなそうなので1μFの積セラで置換

 

47μFのBPコンも交換してすっきり

ネタ不足に付きつづくw

 

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