羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

SONYデッキ モニタースイッチの直し方

SONY333~555のESⅡまでの泣き所で
666は持ってるけど確認してないw

モニタースイッチがロックせずSOURCE側にしか切り替わらない

という症状でお困りの方もいらっしゃるかと思います

まぁ今時点で40年経過する機種なので製品に文句をつける気は更々ないのでありますが・・・

もちろん代替品も無く共食い修理したところでいずれ逝ってしまいます

そこで修理をします

とは言え半共食いなのですが

 

例はTC-K444

オルタネイト動作をつかさどるラッチ機構の樹脂部が摩耗して押し込み状態を保持できません

要はこの部品があればいいのです

 

これは444のテープセレクタ
本体部は同一でありますが(4回路12P)4つのうちの押されたスイッチを保持するためにラッチ機構は本体の外、連結金具に仕込まれてます

つまり本体内のラッチ機構は使われていません

逆に本体スライダー部のラッチ機構が摩耗しても影響はないのであります

 

テープセレクタとモニタースイッチ外しました
矢印部分がオルタネイト動作のためのラッチのバネとピンが入る部分
モニタースイッチにはピンがありますがテープセレクタにはありませんね

分解します

スライダー部は全く同一(識別のため色を変えているようですが)

左がテープセレクタのスライダー
全く摩耗してません
(使ってないからね)

これを入れ替えれば修理完了

 

ここで心からの宣伝であります

今回の機種で(全部は使ってないにせよ)5つのスイッチを外すのに60ピンあります

基板単体になれば吸い取り線や「シュッポン」でもなんとかなるかも知れませんが組んだままとか半分解の状態では難しい作業になります

今回外したのは黄丸の部分、目一杯開いてここまで、これ以上開こうとするとほぼ全バラっす、TP-100様様なのであります

これがデッキだからいいもののプリアンプの作業では数百か所のハンダ除去が要求されます

修理を日常的に行う人は必須です
修理に取り組むハードルが著しく下がりますね

 

では

 

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