羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

YAMAHA C-4 ①

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YAMAHA C-4 1978年 98,000円

2号機着手でござる
入手時の故障情報はAUX片側不安定

いざ
もうラックに入れた写真出してるので結果言っちゃったようなもんですが

 

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開けた形跡は無し

よかった

 

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非常に手の込んだ回路
フォノEQは疑似負荷抵抗の回路を組み
MCはヘッドアンプ式
ラインレベル入力までバッファアンプを置き
音量VRはフラットアンプの前後に入れ
スイッチ類はオープンモードにならないように高抵抗を入れ
カップリングも段ごとにキッチリ入れて
アンプ用ブリッジDは当然としてミューティング電源のダイオードまできっちりノイズ吸収コンデンサを入れて
全ての増幅段はディスクリートでOPAMPの姿は無し

これで98,000円とは当時の貨幣価値を考慮してもお値打ちの極みに見えます

 

診断はヘッドフォンを利用して行いましたがAUXだけじゃなくて全部左から音が出ない

1号機をぶん投げてるので嫌な予感

泣きそう

ヘッドフォンアンプに不具合があるかもと思いラインアウトからテストアンプに入れるとOK

ヘッドフォンアンプが駄目

使用頻度が低くても故障持ちのアンプなんか使いたくない

もう泣いた

泣きながら弄ってるうちに犯人発見

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このコネクタが犯人

配線の取りまわしが悪く引っ張られていたので接触不良になった模様

しかしご覧ください、このヘッドフォンアンプを
ディスクリートパワーアンプを小型に仕上げた極めて贅沢なアンプなのであります

これでヘッドフォンを用いた診断が可能になりますが・・・

アレ?

不具合個所が全くない

トーンのVRに多少のガリはあったけど20グリグリで解消

AUXの切り替えもガリの欠片もないしハンダ割れも無し

使えるね、せめてカップリングコンデンサをとも思ったけどリアルお仕事が忙しいので今回はこのまま楽しもう、ランプはLED化しますけど

 

つづく

 

 

別館

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