YAMAHA C-4 1978年 98,000円
2号機着手でござる
入手時の故障情報はAUX片側不安定
いざ
もうラックに入れた写真出してるので結果言っちゃったようなもんですが
開けた形跡は無し
よかった
非常に手の込んだ回路
フォノEQは疑似負荷抵抗の回路を組み
MCはヘッドアンプ式
ラインレベル入力までバッファアンプを置き
音量VRはフラットアンプの前後に入れ
スイッチ類はオープンモードにならないように高抵抗を入れ
デカップリングも段ごとにキッチリ入れて
アンプ用ブリッジDは当然としてミューティング電源のダイオードまできっちりノイズ吸収コンデンサを入れて
全ての増幅段はディスクリートでOPAMPの姿は無し
これで98,000円とは当時の貨幣価値を考慮してもお値打ちの極みに見えます
診断はヘッドフォンを利用して行いましたがAUXだけじゃなくて全部左から音が出ない
1号機をぶん投げてるので嫌な予感
泣きそう
ヘッドフォンアンプに不具合があるかもと思いラインアウトからテストアンプに入れるとOK
ヘッドフォンアンプが駄目
使用頻度が低くても故障持ちのアンプなんか使いたくない
もう泣いた
泣きながら弄ってるうちに犯人発見
このコネクタが犯人
配線の取りまわしが悪く引っ張られていたので接触不良になった模様
しかしご覧ください、このヘッドフォンアンプを
ディスクリートのパワーアンプを小型に仕上げた極めて贅沢なアンプなのであります
これでヘッドフォンを用いた診断が可能になりますが・・・
アレ?
不具合個所が全くない
AUXの切り替えもガリの欠片もないしハンダ割れも無し
使えるね、せめてカップリングコンデンサをとも思ったけどリアルお仕事が忙しいので今回はこのまま楽しもう、ランプはLED化しますけど
つづく
別館