羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

AIWA SC-E11

2021年最後の投稿となりました

御贔屓にしてくださる皆様、今年もありがとうございました

さて2021年は鈍器で締めるぜぃ

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AIWA SC-E11 1979年 14,000円/1本
2本梱包だけどw

鈍器はあれば欲しいけど大体の傾向は分かったつもりなのでこれ以上収集するつもりは無かったのですがAIWAと聞いちゃ黙ってられません

まぁヴィソニックの鈍器見たら記念に買っちゃうかもですが

当時の組み合わせは22シリーズでした

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しかしながらこの特異なバックカバーは何なんでしょうか?

とりあえずビスを外してみましたが配線が短く取れません

 

しからば前から攻めるっす

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うぎゃぁ~
パンチメタルがねちょねちょタイプのブチルゴムで付いてた
ちょっと付いてれば十分なのでキムワイプで取れるだけ取る

さてこの写真で熱心な鈍器マニアの皆様はお気づきと思われますが

LUXMAN、TANDY、AudioSourceなどの鈍器と同じくバッフル全面に発泡ウレタンらしきガスケットが付いてるタイプであります
ただバッフルの切り抜き形状は異なるっす

 

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ツイーターパネルにパワーインジケーターLEDが付いてるので外したくない

 

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ネットワーク
ツイーターは12㏈
ウーハーは6㏈で切ってる

ウーハー用のパターンにコンデンサの配線と穴があるので12㏈で切ることもできます

 

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ターミナル配線が短くしかも半田付け
これじゃバックカバー外れないね

外し方としては金属の裏板とバックカバー一緒に外すんだね
固着してるしフロントバッフルのねちょねちょが嫌でここで断念

誰かブチルゴム一発除去剤作ってくれないかしら

 

さて現品を見て落ち着いたところで製品仕様を探してみる
もちろんグーグル先生も知らないのは調査済みっす

 

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Hi-Fi STEREO GUIDEに記述めっけ

1979年発売

なぬ?
バスレフ?

思い出すと・・・

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これか!
ここからダクトがバックカバー内で折り曲げて形成されているのか!

世にも珍しいバスレフ鈍器のお目見えである

さてこの後どうしよう

此奴の作業の前にAIWAのデッキで溶けたベルトに悩まされてたのでもうブチルとは戦いたくないので終了

試聴に入ります

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あれ?
DSL_OFFでも他の鈍器より低音出てるな

バスレフの効果と言うより息抜きの穴でコーンが動きやすい気がする

ではDSLを入れてみると・・・

感覚的にのお断りを付けさせて頂いてっと

50Hz位は他の鈍器より迫力がある
40Hz位は密閉鈍器の方が伸びる

そしてパワー入らない

S-A60のメーターが25W示す前にストロークオーバーでバタつく
まあしょうがないかな

低音の音質もバスレフらしく(他の鈍器より)弾む感じ

中高域も明るくかつ刺激が無くいい感じ

最終的な評価は

サスガAIWA

いい仕事してますねぇ

 

ご機嫌な鈍器GETだぜ

では皆様よいお年を

 

 

別館

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