RP-55の中身っす
ここで疑問が
あれ?電池1本?
まさか積層4.5V電池?
単5二本?
どうみても単三1本仕様
ずるり
ちゃんとしたスーパーラジオだ
でも単三1本仕様のスーパーは見たことない
空中配線の下にトランジスタが隠れてる
7石スーパーであります
ここで驚いたのが4つのゲルマニウムトランジスタ
恐らく1.5V、と言うより単3の終止電圧まで動かすのにVBEの低いゲルマニウムトランジスタが必要だったのかな?
しかしながらラジオは60年代にはすでにシリコントランジスタになってるはず、RP-55が70年代末の発売としてゲルマニウムトランジスタは生産していないよね
分解したくないし部品の足曲げてまで確認できないけど見える範囲でトランジスタ品番見てみます
三洋 2SA608
区分けはAだけど低周波増幅用
左奥に見えるのも同品番
AF前段用?ふつうは1個で足りるけど
するとこちらは中間周波数増幅2段目用の2SA203か?
三洋 2SB405
低周波増幅用ゲルマニウムトランジスタ
音声出力段っすね
だぶんランク表示用のペイントがキレイに残ってる
他の部品は・・・
ケミコン
全部ISIと表示
下に見えるSPの磁気回路はToptoneの文字
東京コーン紙製作所製ですね
ケミコンは国産じゃなさそう、SPも東芝のマーク入りそうなもんだけどToptone印のまま、全体通して東芝のふいんき(Ryがまるで感じられない
これ、韓国辺りに丸投げで生産委託したんじゃないかな
さて動くか確認
無事動きました
比較的電波の強いところに居るので感度がどうのこうのは判らないけどほとんどの局は聞ける
1.5V駆動でも音量は大きく(限度はあるけど)鳴る
ここはゲルマニウムトランジスタ採用が効いてるのかな
最後に
ライトも点いた
明るめのネオン管位w
今回送り主は変わり物を見つけた程度の印象だったのでしょうけど中身見たら大変に興味深い製品でありました
おしまい
別館