以下A3600のKT88対応の内容です
A3600球変更によるサービス対応
1)ドライバー段は「6240G」から「6AQ8」に変更
2)ドライバー管のカソード抵抗を8200Ω2W→12kΩ2Wに変更
3)パワー管変更による定数変更
①入力回路のVRと初段入力コンデンサーの間に「22kΩ1/4W」を追加。
②初段利得減のため、カソードコンデンサー「C103」「C104」取り外す。
③NF回路のコンデンサー 「C113」「C114」560pF →330pF
④積分回路の抵抗 「R135」「R136」22Ω3W→11Ω3w
⑤電源回路 「R305」820Ω →8.2kΩ
⑥ 〃 「R301」1kΩ →2.2kΩ
⑦バイアス電源回路に追加 「C307」に33kΩ1W追加
⑧パワーコネクター7番端子とバイアス電源との間に27kΩ1/2W追加
⑨電源回路のデカップリング抵抗240kΩを取り外す
4)パワー管を「8045G」から「KT88」に変更する
5)SG回路の配線追加 OPT・SGタップ端子とGTソケットの4番端子間の配線
6)3結の場合は、GTソケットの3番端子と4番端子の間を「100Ω1/2W」で
4カ所接続する
3結の場合は、クロスオーバーコンデンサー「C115」「C116」20pを取り外す。
NF抵抗を変更 「R133」「R134」2.7kΩ1/2W→2.2kΩ1/2W
7)KT88の無信号電流は「40mA」で合わせますが、初期は「30mA以下」でエージング
を30分以上行い、その後最終的に電流調整を行う。
※これを怠るとKT88といえども一定時間経過後赤熱する場合があります。
8)性能的には UL接続時 3結時
1kHz 50W 0.3% 1kHz 30W 0.27%
10kHz 50W 0.6% 10kHz 30W 0.4%
9)歪特性が得られない時はドライバー管のプレート抵抗27kΩ→27k~47k(半固定)
※ワタシの「A3600」の場合、ドライバー管は「6240G」のまま、その他にはマニュアルに指示のないDCバランスの抵抗の変更(68k→39kΩ)
がありました。存外ケースバイケースで現場の裁量に任されていた様です。
引用
Garage Full Scale 奮闘記 - Amebaブログ 様
これらの変更点を製作マニュアルの部品表に書き込みGoTo千石
実機の抵抗が左右で違ったりしてるので変更しない抵抗も全部買ってきました
次はブロックコンデンサ
アルミケースに透明スリーブ、青い頭頂などLUXらしさを感じるブロックコンデンサですが初期だと1975年の電解、無交換で使うわけにはいきませぬ
B電圧は490Vですが巻線は370Vなので無負荷時(電源投入直後)は520V近くまで上昇する可能性があり純正品の耐圧は550V
ちょうどJJのブロックコンが560V耐圧なので採用
アキバのショップも在庫が薄く浜松のオーディオショップ「オーディオウィンズ」で通販購入
決済翌日に商品が届き大変満足っす
2A3ロフチンホワイトと300Bs用もまとめて購入
いよいよ着手っす
別館