以前投稿した「スピーカー技術の100年 Ⅲ」に記載のあった
「完全密閉のエンクロージャーに吸音材を多く充填して、空気の伝搬速度を断熱変化(344.8m/s)から等温変化(292m/s)に変え、見かけ上の内部容積が1.4倍に拡大した効果が見込める」
これが気になり実験してみました
と言うのも本格鈍器の「S-X3」や「DS-5B」はじめアコサスを謳うSPはみなびっしり吸音材が詰められていましたがTechnicsのSB-F1、F2、F3は反射を抑えるため程度の吸音材しか入っておらず(その様に設計されてるから詰めりゃあ良い訳ではないが)もしかしたら低音再生が出る方に変化するかもと思ったのです
まずは吸音材
スピーカー用なんて売ってる奴は高いので手芸用のオーガニックコットンを購入
手触りも鈍器に入ってる吸音材と同じ
次は変化を測定したいのでF0を見ます
やったことが無いので考えてみると
・電圧駆動で直列に小抵抗を入れ電流を見る
・電流駆動でSP端子電圧を見る
webで検索すると電流駆動でSP端子電圧を見るのが主流でした
電流駆動にするには適当な抵抗をアンプ↔SP間に直列に入れる簡易方法で行けそうです
抵抗値は500Ω位で良さそうなのででっち上げます
100Ω5本をシリーズに接続、1/2Wなので5本で2.5Wは食わせられるので短時間の実験用には間に合いまする
でっちあげ
オッシレーターはandroid端末を利用
昔の発振器は周波数で電圧が変わったりして大変でしたが今の携帯はほんと便利
歪率だって遥かに良いですぜ
では色々やってみますね
別館