Pioneer F-X30 1981年 29,000円
プライベートシリーズ、安い方のチューナーであります
実は調整を依頼されたのですが丁重にお断りしましたがその時言葉足らずで上手く説明できず「調整したくない」理由を兼ねて投稿します
本体は薄型ボディーで周波数表示が7セグLEDでまあ格好良いのですが
中身はバリコンチューナーです
FMは3連
こんなちっこいエアバリコン初めて見た
故障レベルなら調整の価値はあるけど鳴ってれば再調整で著しく性能が戻るほどではないと思う(逆に3連だからズレの要素が少ないともいえる)
乗り気にならない最大の要素が矢印のコイル、トラッキング調整の下の方を受け持つのですが見ての通り空芯コイル
コイルの一部が開いていますがこの開き具合で調整しますが異常に面倒
多少調整を重視しているセットなら
このようなコア入りコイルで回して調整するのです
調整と言っても上側のトリマコンと交互に何回か調整しなきゃならんので3個の空芯コイルの伸び縮み調整を何回もやるのはいろんな意味で自信ないっす
ICの形式から検波方式まで調べてないけど多分クォードラチュア検波でしょうから性能は出ません
正直「中級ラジカセ」レベルで「上級ラジカセ」には敵わない程度のチューナーです
こいつにSSG引っ張り出してPC用とはいえFFTとオシロ繋いでセッティングし準備含め半日費やし精々感度が若干上がる程度ではやる気が出ないっす
これで説明になったかなw
せっかく開けたのでお写真など
FM部
AM部
音は聞いてません、F接栓が刺さんないからw
実験用に懐かしのTフィーダーアンテナ持っててもいいかもね
おしまい
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