こんばんは、ノーベルレコードクリーニング賞受賞のlimitedです
最初にお断りしておきますが
まねしないでね
手法の著作権?特許的なもの?を主張するんじゃなくて
結果どうなっても知らないからねっ
ちゅー意味っす
先日買ったレコードっすが
ちゃらら~ん、鼻から牛乳ぅ~
ワイドレンジなパイプオルガン、広がるホールトーン、楽器自体のメカニカルノイズが低い音で入ってる
録音はいわずもがなのノンリミッター超高音質録音
こーなると久々に「アレ」を装着しましょう
Technics EPC-205CMK3
実機はMK4の針を装着しています
100Cを別格とすればレンジ、情報量ともに普通のMCでは太刀打ちできないほどのMMの最高峰のひとつ
さっそく聞きます、あいかわらずの高音質録音
が
けっこう「プチ」雑音が入るなぁ
とおもいつつA面が終わりB面にすると
信じがたいノイズ量、楽曲より大きいんじゃねーの?
とここまではよくあるお話
とりあえず洗いましょ、いつもはハンドソープなんだけど酷いのでマジックリンで洗います
洗った後なのでごみの掻き出し兼ねて1200MK2にラインコンタクトに近い33VTG付けて聞いてみますが
全く変わらん
よく聞くと埃の「プチ」音とは少々異なり「ジャリジャリ」なにか連続してノイズが入りまする
あった~きた (; ・`д・´)
ひょっとして
レコードスプレーが劣化して残渣がノイズ源になっているのでは?
どっちみちこんな状態のレコードではごみも同然なので
思い切った手法を思いつきます
「ドラえもん」の声でっ
アイピーエー
これで洗ってどうなるかなんかわかりゃしませんがゴミ同然の盤っす
洗ってみようじゃありませんか
ベルベットクリーナーにIPAを散布して盤面お掃除
写真は別の盤
うっそぉ~
ノイズ80%は減ったよ
んじゃB面
と思って盤面みると
ヌラヌラ脂っぽいものが付いてる
指で撫でると取れるよ
これ絶対
固化したレコードスプレーの残渣がIPAで溶けたやつだよね
裏面もIPAで処理してもう一度マジックリンで洗浄してSL-1015&EPC-205Cmk3 に戻すと
針の当たる位置が違うのかまだ少し「ジョリジョリ」「パチパチ」鳴りますが最初よりかなりまし
2回目のIPA&マジックリン洗浄
IPA洗浄の段階で僅かに脂っぽい残渣が残ります
雑音は・・・
ほとんど気にならないレベル
しかしながら場所により僅かに残ります
3回目
IPA洗浄の段階で残渣は見えません
マジックリンで洗って鳴らすと
ほぼノイズなし
やったぁ~
そういえばこのシリーズで雑音に閉口した盤があったよね
アン・マレー
からい別れ?
つらそうなタイトルであります
こいつも酷いもんでしたが
きれいさっぱり消えました
うほほっ
これでしょうもない盤を救う手立てが増えました
でも全てのノイズに効くわけじゃないと思います、やはり昔流行ったレコードスプレーの影響と思われますのでそーゆー盤にしか効かないと思います
やった後から調べました←ばかだね
塩ビはベンゼン、トルエン以外には耐性があるそうです
市販のクリーナーにも多少アルコール入ってますしまぁ大丈夫っしょ
でも貴重盤にはやらないようにしなくては
さいごにもう一回
まねしないでね
どうなっても知らないよ
おしまい
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