羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

Technics SU-A6 ②

引っ張り出したA6ですが不具合を抱えていてそのままじゃ使えません

症状は長時間使用で不定期にDCドリフトが発生しパワーアンプのプロテクトが作動します

不具合個所は分っているので直します

犯人はトーン回路のオペアンプ

純正のまま使っていれば問題ないのですが過去にリフレッシュのつもりでオペアンプ全交換したときに問題が出てきました

その時はオペアンプとは思わず原因を探っていましたが長時間使用しないと現象は出ないし出てもすぐ収まったりして原因は分からずじまい

その後SU-V9でも同じパターンにはまりSU-A6MK2でも同じ現象が出ていよいよ本腰を入れて追及しました

SU-A6MK2でオペアンプをソケット刺し替えに変更して替えていくとSUPER BASSのオペアンプ交換で症状が治まりました

 

この頃のTechnicsはオペアンプにNJM4559DSを多用しています、ところがトーン回路にはAN6552を起用しています

どちらもRC4558派生の製品で基本構成に差異はありません

AN6552の使い方を見てみるとSUPER BASS回路にボルテージフォロワで使ってます

ここに他品種のUnity Gain Stableのバイポーラ入力オペアンプで置き換えても問題はなさそうですが実際は不安定になりました

原因は判明しないのですがAN6552の温度ドリフト特性とかを利用した回路設計なのでしょう

さて昔のわしはA6に何のオペアンプ入れてたのでしょうか?

 

Technics SU-A6

 

つづく

 

 

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