羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

AIWA S-A35 ⑥

メイン基板のコンデンサ交換も終わり左右バランスの異常個所を調べます

まず事前にバランスVRが効かないことを確認済みなのでVR周辺から

 

ですがこのバランス回路、通常のMNタイプ使用ではなく安価なセンター地絡タイプ
※回路図はS-C80です

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ハンダを吸い取りピンを浮かして観察します

 

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スライダーがセンター位置の時は対1ピンも対3ピンも105キロオーム程度を示します

つまりバランスセンター位置での左右差はバランスVRが犯人ではないということになります

がっ

少しでも回すと途端に・・・

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1ピンも3ピンも接触が無くなります

音量差とはべつにバランスが効かない訳はここです

よってバランスVRはハンダ外して回路上取り外しました

 

とはいえ外すだけだと全体の音量が上がってしまうので固定抵抗でターミネートしときました

AIWA S-A35

図面上250k、センターで125kなので100kと22kシリーズで抵抗を用意しましたが実測105kでしたので100kで落としときました

 

もういちど仮組して追う必要があります

 

せっかくバラしてるので次々とコンデンサ交換に禿みます

AIWA S-A35

パワーアンプ周辺回路

 

AIWA S-A35

フォノEQ

サブのアンプでレコードは聞かないから交換しないつもりでしたがこれを見ちゃうと・・・

 

AIWA S-A35

まっくろくろすけ

いや、交換しなくてもいいのですが基板はずれてるしTP-100はあったまってるし

 

AIWA S-A35

結局全部交換しました

 

交換前の写真ですが

AIWA S-A35

入力は差動が1段入ってます
MC切り替えは無いにしても構成はC80やA60と同等
力入ってます

どんどんお気に入りになりますが果たして直るのか?

 

つづく

 

 

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