羽田電器産業 ステレオ事業部

古いステレオを収集し修理で四苦八苦する様を晒すブログです

Technics SE-A3 ⑩

たぶん直ったと思われるので気になっていた所を調整します

とにかくコイツ熱い、ラックから出しておいても天板が触れないほど熱くなる、終段電圧が±75Vと高くそのうえ4パラPPの構成なのでやむを得ないのですが今年末で40歳です、少々スペックが落ちても安全運転方向で調整します

・SE-A3のアイドリング電流調整方法

クランプ電圧、アイドリング調整VRを最小にする
250Wのダミーロードを接続し20kHzで100Wを出力
クランプ電圧VRで歪を最小に調整する
アイドリングVRで歪を最小に調整する

めんどくさいからやだ

大体現代においてどこに行けば250W・8Ωの抵抗が買えるのか

系列機種のテクニカルガイド眺めます

 

・SE-A5のアイドリング電流調整方法

クランプ電圧、アイドリング調整VRを最小にする
指定テストポイントに電圧計を接続
クランプ電圧VRを回し1mVに調整する
アイドリングVRを回し15mVに調整する

テストポイントは±のエミッタ抵抗で見てますので23mA程度ですね

 

・SE-A3MK2のアイドリング調整方法

クランプ電圧、アイドリングVRを最小にする
指定テストポイントに電圧計を接続
スピーカー端子は繋がない
入力端子に400Hz/300mVを入力
アイドリングVRを回し19mVに調整する
クランプ電圧VRを回し20mVに調整する

なぜかA5と逆手順です

テストポイントは+側のエミッタ抵抗見てます、0.33Ωで20mVですから45.5mA程度です、終段電圧は94.5Vすげーな300W機は

 

さてA3マニュアルには「歪を最小ね」とある意味抽象的な記述のみで他の指標がありませんが回路図を見るとエミッタ抵抗の部分に「0.03」と記しています、対アースの電圧チェックの意味でしょう、エミッタ抵抗は0.47Ωなので64mA程度です、終段電圧は75Vです

と言うところで50mAちょい下回るところに設定すれば発熱も減るかなと

まずは現状確認

Technics SE-A3

DCバランス見た後なのでテストリードが逆なのでマイナス表示です

65.5mV・・・140mA・・・流れすぎ
1つの石だけ見てるので各TRのバラつきを考慮していないので全体を表してはいませんが仮に計算すると75×0.14×8で84W/chなので左右で168W、熱い筈です

Technics SE-A3

調整中、これで58mA、結構変動するのでその後調整を繰り返し25mV、53mAを目標にセットしました

ここでA5とA3でクランプ電圧の調整手順が逆な理由が判りました、A3はアイドリング電流絞りきれないです、だからアイドリング決めてからクランプ電圧上乗せ調整するのですね

今回はクランプ電圧は大ずれしないっしょ、とお気楽な判断で未調整っす

 

再度DCバランスも追い込みます

Technics SE-A3

左Ch 0V

Technics SE-A3

右 0V

アイドリングは多少動くのに(たぶんエアコンのせい)DCバランスは安定してます

Technics SE-A3

復活!

廃棄も考えましたが直るとうれしいです

問題の発熱もかなり改善されました、アイドリングを標準よりチョイ下げで長時間運転でもボンネットがあったか~い程度です

長生きしてくれよ

おしまい