羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

AUDIO TECHNICA AT-E30/L

AUDIO TECHNICA AT-E30

AUDIO TECHNICA AT-E30/L 1984年 6,000円
シェルなし単体モデル AT-E30は4,000円
交換針 ATN-E30 3,000円

持ってるのに聞いたことないシリーズです、ドフで発見して3野口、ちょっと高け~なと思いながらもシェル不足気味(カートリッジ過多とも言う)なので購入、最近はこのようなしっかりしたシェルは高騰しておりまずまずお値打ちかなと

どこかで読んだのですがEシリーズはそれまでのVM型の振動系の大きさを見直して小型化した新機軸だったそうですがあまり売れなかったのかスグにMLシリーズに移行し先祖がえりしちゃいました、個人の感想としては見た目が悪かったよね、高級感無いもん、でも最上位機種のAT-E90でもシェル付きで20,000円、秋葉原では一定以上の価格帯は7掛けが普通だったから15,000円程度で買えたのではないでしょうか、安価な価格帯はみんな3,980円でしたね

すぐに消えたEシリーズですがこのE30だけは2000年代前半まで生き残った様です、販売店から見ると交換針何十種類も置くよりこれ一種類置いとけばいいので便利な商品だったのでしょうね

 

AUDIO TECHNICA AT-E30

腹からみるとこんな感じ、ね、いいシェルでしょう

AUDIO TECHNICA AT-E30

なんと楕円針、さすがに接合でしょうけど、それでも接合土台含め海外勢より相当小さい仕上がりなのでそれらと一緒にしてはいけません

で、聞いてみました

すごく良くない?

なにこれ?そこら辺のカートリッジをワンパンでぶっ飛ばす勢いだよ、派手とかキレとか艶とかの目立つ特徴はありませんが不足する項目はありません、文句は無いです

そしてMMの中だるみが無く内周歪も少ないです

DL-103より好きです

※個人の感想です

当時の安価なコンポの交換用で使われたら真の実力が出なかったと思われます、当事業部の機材は高級じゃありませんがHI-FIの歴史を作ってきた古参どもです、まぁ普通よりは良い環境でしょう、実力解放となりました

 

隠れ名機はあるもんですね、おわり