さいしょの写真に戻り完成のお姿です
1982年発売と考えると上等でしょう
さてスピーカースタンド?に載せて楽しい試聴タイムです
いままで聞いてきた小型スピーカーの中では高品位な部類です
音場感が良く出ますね
高音域は不思議な音です、小音量時は地味めなのに時折り「シャキーン」と鋭い音を出します、音量を上げるとずっと「シャキーン」と鳴ります、リニアリティーがいまひとつなのか休眠期間が長くて本調子なのか不明ですがちょいと鳴らし込みたい所ですね
低音は口径なりですが重低音域(普通のトンコンよりもっと下の所)を持ち上げるとちゃんと付いてきて膨らまずにスケール感増します、エレベのキレもまずまず、実力派ユニットですね
しかしながら低音域が今一つ緩い、理由は判っています
昔LS-100を使っていましたがエッジがかなり反発力の強い硬いエッジでした、軽く押した位ではへこまないほどの、エッジ自体に強力なダンピング特性持たせて異常に硬いコーン紙を使いゴリゴリの低音にするのが当時のTRIO流でした、LS-10の新品時のエッジ状態は知る由もありませんがLS-100と双子の兄弟みたいなもんですから同等の硬いエッジだったことでしょう
今回採用したエッジはかなり柔らかいものですが選択の余地がないので致し方ありません、サイズが出てきたことが奇跡みたいなもんですから
緩いとは書きましたが昔の記憶と期待値に比べて緩いのであって他の同ランクと比べたら充分ゴリゴリだしTRIOらしさは出たと思います
これを書きながらも聞いてますがネットワークのコンデンサも一旦このままで良いかな?フィルムにするともう少しキレが増すかもしれませんがオーナー様が気に入って使用頻度が多くなるなら再検討しましょう
おしまい