羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

TRIO / KENWOOD LS-10 ①

TRIO KENWOOD LS-10

TRIO LS-10 1981年 27,000円 1台

タイトルはTRIO / KENWOODとしました、検索に掛かりやすくしどなたかの修理に役立てればと思いまして ※いまさらこんなの直す人が居るとは思えませんが・・・

これは共栄会社のKY氏からの委託です

修理のハードルが高くしばらく寝かせていましたがようやっと条件が整い着手です

修理のハードル
・両チャンネルツイーター断線
 接着剤で組み立てられ分解が困難

・ウーハーエッジ落ち
 18センチ口径のため汎用エッジが使えない、ファンテックから販売されていますが6,000円もして本体より高価、ジャンクで思い出の機器を楽しむ趣旨から外れる
 自作する方もいらっしゃいますが見た目がアレなのと材料1から買ってたらファンテックのエッジ買えちゃうので自作も却下

少し前の記事に書きましたがKY氏が部品取り機を確保、ツイーターチェックで音出しを確認、これでツイーターはOKです

エッジをどうするか、過去にヤフオクを巡回しても応用できそうなサイズはありませんでしたがツイーターの入荷を機に再度巡回すると使えそうなエッジが出ていました

コーン直径136ミリで出品されていました

ファンテックの適合表だとロール内径137ミリとなっています、ドンピシャでなくとも何とかなる範囲でしょう

※ファンテックさん、いつもは購入していますよ、今回は安価に上げるのが趣旨なものでスイマセン

これで着工できます

 

TRIO KENWOOD LS-10

 

左が1号機、右がドナー

全体的にドナーの方が程度が良い、ジャンクあるあるですね

なのでドナーを残す方向にします、気を付けて撮影したつもりでしたがワシの後ろ足の蹄が映ってるな、写真は難しい

ウーハーどっち使うかチョッピリ悩みました、日焼けや埃付着などのコーンのコンディション事態はドナーが良いのですがセーム皮接着面がよろしくない、黄色いボンド(G17?)や薄い乳白色で硬化しきらないやつ(スーパーX?)がべちょべちょに使われています、取り除くことも可能と思われますがこのぶきっちょな作業痕を見るとコーン自体にダメージがある可能性があり、なにもされていない1号機のウーハーをチョイスします

ウーハーを固定しているアルミパネルは4枚の内から程度の良いものをチョイスします、アルミにプライマー吹かないで塗装を直に吹いてるから経年で塗膜が浮いちゃうんですよね

つづく