羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

JBL 4401 修理編 ③

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さて、一日伏せて接着剤の硬化を待ち無事出来上がりです、コイルタッチを確認しながら徐々にパワーを入れていきます

大丈夫です

まさにJBLサウンド、明るく前に出てきます
低音も期待通り、そりゃあ重低音は出ませんが質感が良い、良い意味での重くキレのある低音は小さくともJBLであります (`・ω・´)
何故か似た構成の4406ではこの低音が出なかった、PPコーンだからかなぁ

37年待って期待通りの音です気分は・・・

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いや、まだ死ねませんし自決なんかできませんがこれほどの達成感です

でもこの状態では万全なコンディションではないでしょう、ネットワークを見ると・・・

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電解コンデンサー使っていますね、今は抜けている感じではありませんが同時期のL-46と同じ品種、L-46はは禿げしく抜けており交換が必要でした
ここも近いうちに交換しましょう

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回路図です

あと気になるのがSPターミナル

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いわゆる「JBLタイプ」のターミナルで個人的には大好きなのですが純正品はバネがあまりに強く押すと本体が動いてしまうのでここは互換品に変えましょう

とはいえ致命的な劣化は無いのでしばらく楽しむこととします
スピーカーは暫く買わないで良いかな

修理編、おわり

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