羽田電器産業 ステレオ事業部

主に80年代のオーディオを楽しんでいます

JBL 4401 修理編 ②

エッジ交換のためにウーハーユニット外します、古いJBLはよく固着しており無理に剥すとチップボードの表面まで一緒に剥がれるので当て布をして当て金具をしてとんかちで叩きます

頑固な固着に対し執拗に打撃を加えます

f:id:limited_JunkRoom:20190625113903j:plain(゚ω゚;)。o○(ぇ!?)

磁気回路ごとバラバラになりました・・・

よーく見るとフレームとトッププレートが4箇所の接着だけ、接着剤は黄色のアレ

経験の浅い方ならここで禿げしく落ち込むでしょう、しかし私は数々の修羅場を抜けてきました、LE8Tのボイスコイル「だけ」交換とかピアレスユニットの磁気回路全バラ&再構築、monitor500のウーハーも分解して直しました、(作業上の)頼もしいお友達の代替トルエン君も居ます、直せないとは思いません

ただ「めんどくせーなー」とか「今日聞けないんじゃ」など軽くは落ち込みました

しばらく超集中モードのため写真ありません

・接着剤を付けずにクリアランス確認します、フレーム凹部⇔トッププレートの間にはクリアランスがあり無調整では決まりません

・ギャップ、コイル間のクリアランス確認します、ギャップは意外と狭いながらもクリアランス調整決まればコイルタッチ無しに組めそうです

・各部を清掃してエポキシ接着剤を丁寧に塗ります

・フレームと磁気回路を接着、圧力を掛け双方を密着させます、この時点ではコイルタッチしています

・フレームを前後左右動かしクリアランスを探ります、大体センターが出たら次が作業のキモです

・コイルに無理をかけない程度の力で「すりこぎ状に」コーンを回すように傾けます、くるくると2~3周するとばっちりセンターが出せます

センターが出たらズレないように注意を払いながら重りをのせてエポキシが固まるのを待ちます、その間にもうひとつのウーハーエッジを張り替えます

3時間ほど放置した組み立てたユニットのエッジを張り替えます、張替え後はエンクロージャーに取り付けバッフル面を下に置き(マグネットを上にし自重で重りに)24時間固まるのを待ちますが

間違いなくセンター出しができて「ビビリ音」が出ないか少し音だしします

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だいじょうぶ、上手くできました

 

つづく