DENON DL-107 1962年 13,800円
写真は後期型でシェル取付けのためのベース部が無塗装の乳白色です
当事業部ではMMのエース格でDL-103よりはるかに良く鳴ります
最近は相場が上がってオクでも1諭吉以上が当たり前になってきました、純正針も互換針もないのに皆様お疲れ様です
当事業部では数十年前よりDL-107の実力を判っていたため純正交換針は安いうちに在庫確保していました
最近オクで「片チャンネル音でません」とのDL-107を見かけました
相当汚れたシェルとリードに見えたためコイルは切れていないだろうと判断し入札したらあっさり3野口で落ちました
到着後現物確認するとリードチップがゆるゆるで、つかガタガタで接触していません、w あまりに汚くて写真を撮る前に捨ててしまいました
リード線を交換しアームとの接点を#10000のラッピングフィルムで擦るとあっさり音が出ました、すこし歪っぽいのでスタイラスを濡れ濡れメラミンスポンジでしごいてやると歪感も無くなりました
本体は銀塗装の初期モデルです
しかし見たことないシェルだ、調べると・・・
大珍品
DENON公式だと PMS-110 1962年 1,000円
1970年DENONカタログによると「DL-107専用シェル」PCL-1 1,000円となっています・・・専用?
答えは
このDL-107、高さがかなり低いんですね、80年代の中級プレーヤーではアーム高さ調整がついているものも増えましたが70年代初頭では高級機か単品アームでしか高さ調整はなかったでしょう、まして発売時の1962年だとセパレートステレオ全盛で調整も何もあったもんじゃありませんでしたね
そこで専用シェルですか、たしかにこれなら一般のカートリッジとあまり変わりませんね
ひょんな事から珍品GETでした